2007年05月15日
学校で一番気に入っている場所
夏焼:「学校に、あの、中庭? があるんです
バルコニー? っていうのかな で、そこで、こう
いつも集まってる人たちがいて
みやと仲がいい友達がみんなで集まって、そこに
で、そこで、なんか、まあ、話を、そこで話し合ったりとか
うん、なんかね、いろいろします(笑)」
菅谷:「中庭かあ」
夏焼:「うん、なんか、そこにいると落ち着くの なんか」
何の話をしているのか、非常に気になります。
もし、同じ学校の男子生徒であれば、気になって気になって仕方ないことでしょう。
しかし、直接聞くことも恥ずかしく、また、コソコソと聞き耳を立てるのも男としてのプライドが許せない。
中学生のストレスの問題とは、この点と密接な関係があるのかもしれません。
須藤:「じゃあ、梨沙子は? なんか、学校で好きな場所」
菅谷:「梨沙子はね、1年生のフロア」
夏焼:「1年生のフロア? それは何?」
須藤:「それは何?」
菅谷:「1年生、いち、1年C組、B組? え? ABCってあって、で、そこを
教室出るとカーペットがひいてあって」
夏焼:「カーペット! どんな学校? オシャレ」
須藤:「お嬢様学校?」
夏焼:「なんか、お嬢様学校じゃない?」
菅谷:「カーペットがあってね、タンス?」
須藤:「タンス! 家だよ、家!」
夏焼:「家だ 家」
須藤:「学校じゃないよ!」
菅谷:「タンス?」
夏焼:「カーペットがありで、ありーの」
須藤:「タンスあり」
菅谷:「(笑)」
夏焼:「タンスありとかね」
須藤:「タンスありとか凄くない?」
夏焼:「なんなの?」
菅谷:「違うちがう、タンスっぽいのがあって、あと、ロッカーもある」
須藤:「ロッカーはあるよね」
夏焼:「うん」
菅谷:「ロッカーもあるし、タンスっぽいのが、ちょっと端っこにある」
教室を出るとカーペット、という信じられない話の後、追い討ちをかけるようにタンスが出てきました。
タンス「っぽい」という表現が、いちいち面白くて仕方ありません。
タンスではない、タンスのような、何か。
その正体を、夏焼さん、須藤さんが追い求めます。
菅谷:「ロッカーもあるし、タンスっぽいのが、ちょっと端っこにある」
夏焼:「そこに何が入ってるの? タンスには」
菅谷:「え? 自分の道具とか」
須藤:「コインロッカーじゃないの?」
菅谷:「ううん」
須藤:「あ、違うの?」
鍵のついたロッカーのことを須藤さんは言いたかったのでしょうか。
何にしても、コインは使わないと思いますが、ひょっとして最近の中学校ではロッカーを料金制にして使わせているのでしょうか。
タンスっぽいもの以外に、また謎が増えてしまいました。
須藤:「おかしいってば 邪魔じゃない?」
夏焼:「声もおかしくなってきてるって」
菅谷:「(笑)」
須藤:「おかしいよ」
菅谷:「それでね、ホントね、でも、今はあんまり使われてないんだけど」
須藤:「当たり前だよね」
菅谷:「そこのフロアが好きなの あの、カーペットがひいてあるところ」
夏焼:「あー、落ち着くんだ、なんか」
須藤:「ふーん」
学校で一番好きな場所はどこか、という本来のテーマに戻ってしまったため、タンスっぽいものについては、なんだかわからないままで終わってしまいました。
なんか、川口探検隊みたいなオチになってしまいましたが、それもこの3人ならではの展開だとすれば、貴重なトークだったのではないでしょうか。