2007年06月30日
ゲスト:嗣永桃子
亀井:「この前ね、道重さゆみちゃんとクレープを食べに行ったんですよ」
新垣:「うん」
亀井:「そしたら、すごい真っ白な服の、こう、胸元にリボンがついてる
かわいい服を着てたんですよ
それで、クレープを・・・型? 紙?」
新垣:「あ、紙ね 巻いてある」
亀井:「それを取って食べてたんです
そしたら、ツルンってチョコがとれたんです
そんで絵里が、はーって言ったの
そしたら、さゆが走って来て
いま絵里のはーって声聞こえてきたんだけど
って言われて
で、その服にはもうベッチョリ付いちゃって」
新垣:「うん」
亀井:「で、お母さんに怒られるの怖いから、自分でその写メを撮って
お母さんに送ったんですよ 前もって」
嗣永:「(笑)」
新垣:「ねえ、なんでさ、そういうとこだけマメなの? ホントに」
友人の危機を感じ取って走り寄る道重さんと、冷静に写メを撮る亀井さんのアンバランスさが、非常にシュールな世界を創り出しています。
亀井:「ついちゃった、とか言って、で、帰って
で、それは一日中それで過ごしたんですけど
さゆなんて、あ、うん、大丈夫だよ、全然平気、って言ってて」
新垣:「うん」
先のクレープ話の続きで、この後もさらに話は続くのですが、一つずつ丁寧にやっつけていきましょう。
白地の服にチョコ、通常のチョコであれば黒いはずですから、かなり目立つ汚れのように思えますが、道重さんまでもが大丈夫と言っているのは何故でしょうか。
その汚れが、ちょうど何かの模様みたいになり、いい具合だったのかもしれません。
亀井:「で、帰って、お母さんはもうそのメールのことは忘れてたんです
だから、ヤバい、ここでもう1回一からやり直すか? と思って
それはキツいなと思って、それを脱いで、それを丸めて
タンスにしまったんですよ」
新垣:「えー!? なんで!?」
嗣永:「えー? えー?」
引き続き、一つずつやっつけていきましょう。
タンスに汚れた服をしまう行為については、これまでの亀井さんのエピソードから考えれば、それほど理解できないことでもありません。
たしかに、行き過ぎた行動のようには思えますが、問題の根本よりも目先のことから処理しようとする、少しでも面倒だと感じたら後のことは深く考えない、といった亀井さんの行動原理があってのことなのでしょう。
それより注目したい点は、お母さんがメールを忘れていることです。
忘れやすい性質なのか、小さなことを気にしない性格なのか、と様々な予想ができますが、亀井さんは頻繁に服を汚すので逐一それを気にしない、の確率が高いように思えます。
話は終盤に入ります。
軽く目眩を感じるような話ですが、もう少しの間だけ気をしっかり持ちましょう。
亀井:「それで、お母さんが、あんた片しなさいよ、って言って
わかった、片すよ、っつって、こうやって出して、パッて出したら
チョコの付いたその服が出てきちゃって
まだそれ言ってないんですよね お母さんに」
新垣:「えー? なんで?
なんか、ちゃんとさ、汚したんなら普通に拭けばいいじゃない」
亀井:「だってえ」
嗣永:「え? なん、なんでタンスに入れるんですか?」
亀井:「え、だって、一番、なんか、しまってバレないじゃん
奥、奥のほうだから」
新垣:「でね、亀井さんはね、なんでこうやってね、バレないかわかる?」
嗣永:「えー・・・」
新垣:「あのね、普通にね、きれいにしまってたらね、絶対バレるの」
嗣永:「はい」
新垣:「でもね、この亀ちゃんのね、タンスはね、ゴッタゴタなの
だから、そこにしまっちゃえばわかんない、ってことでしょ?」
亀井:「全然わかんないよ」
嗣永:「宝探しゲームですよね?」
亀井:「ぜんぜん出来るよ 今度やってみる?」
嗣永:「あ、じゃあ、一緒に ぜひ、はい」
宝探しゲームというフォローをする嗣永さんですが、冷静に考えると、ゲームとして成立するほどタンスがカオスの状態である、と捉えられるので、フォローと言うよりも先輩2人のタンスいじりに乗っかった、という格好になるでしょう。
しかし、もし、亀井さんがこの言葉を真面目に受け取ってしまい、本気で宝探しゲームを主催してしまったら、どうなるでしょうか。
うわっ! なんか奥のほうベチョベチョするんですけど!
などと、大騒ぎになるはずです。
ちょっとしたアトラクションとして、後輩たちに人気のスポットとなるかもしれません。
恐るべし、亀井部屋。