2007年05月28日〜06月01日
三好:「最近、真剣に悩んでることがあって」
村田:「真剣に何?」
三好:「わたし、あの、趣味が散歩に行くことなんですよ
しかも、夜の公園に行くことが趣味なんです
夜の公園に散歩に行くのが趣味で」
村田:「ワンちゃんみたいですね」
三好:「そう、よく、趣味はこうで、よく行くんですよ、って話をしてるんですけど
そこで、鳩のタロウくんと友達になったり、コウモリと・・・」
村田:「ちょっと待って ちょっと待てーい」
岡田:「はいはいはいー」
今夜はふたりぼっちでも語られていた鳩とコウモリの話ですが、三好さんを語る上で無視できない存在となってきたようです。
この話は非常に複雑なものですが、ここは敢えて掘り下げてみることにしましょう。
三好:「ね、そういう話をするんですよ」
岡田:「はいはいはいはいー」
三好:「こうやって、こういう感じで」
村田:「独り言でしょ?」
三好:「独り言じゃなくて、ま、友達なんですけど」
村田:「あ、あ、鳩・・・」
三好:「うん、鳩くんも友達だし、ずっとそばにいてくれて
ベンチに座ってたら」
村田:「あ、そっか、そっか あ、そっか うんうん」
村田さんの相づちも、通常に比べて熱を帯びているように感じられます。
少しでも気を抜くと、異次元に放り込まれそうになるからでしょう。
三好:「そういう風にね、この話をすると、みんなに
大丈夫?って言われるんですよ」
村田:「うん」
三好:「で、夜危ないからやめたほうがいいよ、って言われて、なんか
可哀想な目で見られるっていうことが、自分でわかるんですね」
村田:「あー うん」
三好:「で、それを、それでわたしは
あ、自分って、あー、可哀想なのかなって
ちょっとおかしいのかなって
ずっと最近悩んでて」
岡田:「はいはいはいはい」
村田:「そういう悩みかあ」
鳩と会話ができることを周囲に理解してもらえず、さらには、自分を心配するような態度を取られることに、悩みを抱えているようです。
三好さんを救うためには、岡田さんを始め、周りの人たちが彼女を理解してあげようとする姿勢が必要なのかもしれません。
村田:「思うんだけど、その鳩のタロウくんだっけ?
ま、コウモリさんは置いといて
いつも同じ鳩なの? これは」
三好:「そうです そうです」
岡田:「絶対ちがうんですよね」
村田:「ね、なんかね」
三好:「いつも同じ鳩です」
岡田:「絶対違うんです」
三好:「わかるんですよ、それが」
村田:「どうして?」
三好:「もう、オーラですよね」
村田:「オーラ(笑) はい、置いとこう」
周囲の人たちの対応も大切ですが、話の信憑性も重要です。
それが「オーラ」では、村田さんが呆れるのも無理はありません。
三好さんにとっては、信じてもらえるような要素を探す必要があるでしょう。
どのようにしてタロウくんを識別するか、その点についてです。
いや、そもそも、鳩と会話ができるという時点で、信憑性以前の問題ですから、これ以上考えても無駄かもしれません。
どこかでこの話の続きがあったら、また取り上げるかもしれませんが、スルーするかもしれません。
なんか、もう、わけわかんね。