2007年02月27日
今回の放送は、2月6日に放送された短歌対決の投票結果発表でした。
特にトークらしいトークも少なかったので、その短歌について振り返ってみたいと思います。
熊井
友チョコ 2月になると 悩みます
なに作ろうか 本を片手に
友チョコ。
耳にすると4文字に聞こえるこの単語ですが、おそらく熊井さんは、どうしても使いたかったのでしょう。
しかも、短歌の先頭に持ってきているあたり、友チョコのアピール度はかなりのものです。
爽やかでありながら、どこかツンデレっぽい匂いのする、ナイス短歌です。
夏焼
大好きな 君だけのために あげるもの
私の気持ち 伝わってほしい
菅谷
バレンタイン 私の思い このチョコで
愛を伝える 思い伝われ
『伝わってほしい』という部分に、夏焼さんの奥ゆかしさが表れています。
一方、菅谷さんは、『伝われ』という命令形によって、強い気持ちをアピールしています。
夏焼さんが菅谷さんをバシバシ叩いたりする場面を何度か見た覚えがありますが、実は菅谷さんのほうがアグレッシブなのかもしれません。
清水
あの子への 思いをちゃんと 伝えよう
2月14日 マジ大好きだよ
徳永
大好きな あなたのために 作ったよ
ずっと大好き おいしく食べて
チョコによって思いをわかって欲しいとした夏焼、菅谷両名に対し、直接的な告白に主眼を置いているように感じられます。
『遠くから見ると男の子に見える』と言われる清水さんと徳永さんですが、異性へのアプローチ法でも男の子のようであります。
嗣永
桃子から 愛情たっぷり チョコレート
愛と一緒に あなたへお届け
須藤
あなたにね 甘いハートを 届けます
わたしは幸せ あなたは幸せ?
チョコに愛が詰まっていることを強調する嗣永さんに対し、須藤さんは届けた相手の気持ちを気にかけているようです。
営業的な見方をすると、商品の価値を存分にアピールする嗣永さん、納品後のアフターサービスに重点を置く須藤さん、という図式になります。
企業のずさんな経営等が多く報道される昨今において、ユーザーへの心配りを忘れなかった須藤さんが優勝したことは、時代が生んだ必然なのかもしれません。